1 琉球士族の誇りとヒューマニズム ある日、正子が帰宅して自宅の門をくぐろうとすると、一人の男の人が小さな包みを抱えて出ていった。門の前ですれ違った男の人は、外国から届いた手紙を正子の父渡嘉敷宗重...
13 どうこうあろうと、子どもたちは平等だ 青空の下、公園を園舎に北都学園を始めた正子は、「保育者と母親の友愛が不可欠」との考えから、開園と同時に「母の会」を組織した。「母の会」会長の吉川和子は、女子高等...